ヒマラヤ山脈の高地に分布するカバノキです。密度は約0.58g/cm³と、今回挙げたカバ類の中では最も重硬な部類に入ります。厳しい風土で育つためか、材は締まっており、日本のダケカンバに近い性質を持つと考えられます。古くからその樹皮は紙の代わりとして経典の書写に使われてきました。材としては、カバノキ属特有の均質さに加え、しっかりとした重量感があるため、構造的な強度を求められる小規模な部材に適しています。乾燥時の割れには注意が必要です。