カツラ(桂)

Cercidiphyllum japonicum
Katsura
Cercidiphyllaceae
広葉樹
基本密度
0.428 g/cm³
00.3 軽い0.60.9 重い1.2
💡 スギやヒノキに近い軽さ
密度(含水率12%時の推定)
≈428 kg/m³

物性データ

基本密度0.428 g/cm³

特徴・解説

日本や中国に自生するカツラ科の一属一種の貴重な樹木です。密度は約0.43と軽量で柔らかく、均質で緻密な細胞構造を持っています。古くから日本の建築や工芸で重宝され、特に彫刻材や裁縫箱、製図板などの「狂いを嫌う用途」において最高級の評価を得てきました。ホオノキと比較されることが多いですが、カツラの方がより赤みが強く、落ち着いた印象を与えます。大径木からは広い板が取れますが、近年は良材が減少しています。水に浸けておくと特有の甘い香りが漂うのも、植物学的な魅力の一つです。

🎨 色味
心材は赤褐色(褐色)、辺材は黄白色。心辺材の境界は非常に明瞭である。
🌿 木目・肌目
木目は通直で非常に細かく、肌目は緻密。年輪はあまり目立たず、上品な質感。
🛡️ 耐朽性
中程度。水湿には比較的強いが、接地しての使用や過酷な屋外環境には向かない。
🔧 加工性
極めて良好。刃物の通りが非常に良く、複雑な彫刻や精密な加工に最適。乾燥も容易。
📦 主な用途
彫刻材囲碁・将棋盤建具家具の引き出し製図板