クスノキ(楠)

Cinnamomum camphora
Camphor Tree
Lauraceae
広葉樹
基本密度
0.487 g/cm³
00.3 軽い0.60.9 重い1.2
💡 ケヤキに近い標準的な重さ
密度(含水率12%時の推定)
≈487 kg/m³

物性データ

基本密度0.487 g/cm³

特徴・解説

日本人には馴染みの深い「クスノキ」です。密度は約0.49で、加工しやすく適度な強度を持ちます。最大の特徴は、材から抽出される「樟脳(カンフル)」の強い芳香で、これが強力な防虫・防腐効果を発揮します。古くから神社仏閣の巨木として、あるいは船材や仏像彫刻として重用されてきました。大きな欠点として、乾燥中に大きく反ったり割れたりしやすい性質があるため、じっくり時間をかけた自然乾燥が不可欠です。日本の文化と深く結びついた、防虫家具の代名詞的な存在です。

🎨 色味
心材は黄褐色から紅褐色で、しばしば暗色の縞が現れる。辺材は淡い黄白色。
🌿 木目・肌目
木目は交差することが多く、複雑な杢目(玉杢など)が現れることもある。肌目は中程度。
🛡️ 耐朽性
高い。特に防虫性に優れ、心材は腐朽に対しても比較的強い抵抗力を持つ。
🔧 加工性
良好。刃当たりは柔らかいが、交差木目の部分は逆目が出やすいため注意が必要。
📦 主な用途
衣装タンス彫刻(仏像)神社仏閣の建築材木魚樟脳の原料