特徴・解説
太平洋諸島から東南アジアの海岸沿いに自生する樹木で、日本では沖縄などに分布するハスノハギリ(同名別属があるが、本種はムラサキ科)として知られます。密度は約0.50g/cm³と中程度で、Cordia属の中では比較的しっかりした材質です。古くからカヌーの材料や彫刻に利用されてきました。適度な油分を含み、水に強いという長所があります。日本のケヤキほどの硬さはありませんが、粘り強く、加工バランスに優れた実用的な木材です。
🎨 色味
心材は暗褐色からチョコレート色で、しばしば黒い縞が現れます。辺材は淡い黄色です。
🌿 木目・肌目
木目は交錯することが多く、美しい模様を描きます。肌目は細かく、磨くと美しい光沢が出ます。
🛡️ 耐朽性
高い。海岸付近に育つためか、湿気や腐朽に対して比較的強い抵抗力を持っています。
🔧 加工性
良好です。油分があるため刃物の持ちが良く、美しい仕上げ面が得られます。接着も問題ありません。
📦 主な用途
伝統的なカヌー彫刻・工芸品椀・盆などの食器楽器(ウクレレ等)家具の部材