クルイン

Dipterocarpus dyeri
Keruing
Dipterocarpaceae
広葉樹
基本密度
0.64 g/cm³
00.3 軽い0.60.9 重い1.2
💡 オークに近い中〜やや重い部類
密度(含水率12%時の推定)
≈640 kg/m³

物性データ

基本密度0.64 g/cm³

特徴・解説

インドシナ半島からマレーにかけて分布する種で、基本密度0.64g/cm³と、クルイン属の中では中程度の重さです。日本のケヤキに近い密度感であり、重厚さと加工性のバランスが比較的取れている部類に入ります。他のクルイン同様、樹脂道から滲み出る天然の油分を含んでおり、これが天然の防腐・防水効果をもたらします。しかし、この油分は塗装の乾燥を遅らせる原因にもなるため、仕上げにはアルコール系の下地処理が推奨されます。熱帯の風土が育んだ力強い質感があり、素朴ながらも堅牢な印象を与える木材です。

🎨 色味
心材は明るい赤褐色から茶褐色。辺材は黄白色で、経年変化で褐色味を帯びる。
🌿 木目・肌目
木目は通直。肌目は粗いが、同属の中では比較的均一な組織構造を持っている。
🛡️ 耐朽性
中程度。屋外での使用には適すが、湿気による伸縮が大きいため、接合部の設計に注意が必要。
🔧 加工性
中程度の硬さで、超硬刃物を使用すれば切削は良好。ただし乾燥時にねじれや割れが生じやすい。
📦 主な用途
一般建築用材、梱包用木箱、合板用芯材、ベンチの座板、仮設材