クルイン

Dipterocarpus geniculatus
Keruing
Dipterocarpaceae
広葉樹
基本密度
0.59 g/cm³
00.3 軽い0.60.9 重い1.2
💡 オークに近い中〜やや重い部類
密度(含水率12%時の推定)
≈590 kg/m³

物性データ

基本密度0.59 g/cm³

特徴・解説

ボルネオ島などに分布する種で、基本密度0.59g/cm³という「中庸」な物理的性質を持ちます。日本のニレ(楡)に近い密度感で、適度な硬さと弾力性を備えています。植物学的には節(geniculatusは「膝状に曲がった」の意)の構造に特徴があり、産地の風土に適応した形態を持っています。木材としては、クルイン特有の樹脂成分を含みつつも、極端に重くないため、運搬や施工の効率が良いのが利点です。ただし、乾燥過程での収縮が激しく、急激な乾燥は表面割れや内部割れを誘発するため、天然乾燥と人工乾燥の組み合わせが不可欠です。

🎨 色味
心材は均一な赤褐色。辺材は薄い黄色で、心材とのコントラストがはっきりしている。
🌿 木目・肌目
木目は通直またはわずかに交錯。肌目は粗く、表面はやや油分を含んだような感触がある。
🛡️ 耐朽性
中程度。通気性の良い場所であれば長持ちするが、シロアリに対する天然の抵抗力は限定的。
🔧 加工性
切削抵抗は中程度。接着性は良好だが、樹脂の多い箇所では接着不良を起こす可能性があるため脱脂が望ましい。
📦 主な用途
建築用造作材、パレット、車両用部材、合板、一般家具のフレーム