アピトン

Dipterocarpus spp.
Keruing (Dipterocarpus spp.)
広葉樹 主要木材
ヤンカ硬度
1259 lbf
01000 柔20003000 硬4500

物性データ

ヤンカ硬度1259 lbf
曲げ強度 (MOR)137.2 MPa
弾性係数 (MOE)14.3 GPa
圧縮強度(繊維方向)72,400 kPa
せん断強度14,300 kPa

特徴・解説

フタバガキ科の代表的な樹種で、フィリピンやマレーシアに広く分布します。密度は0.7〜0.8前後と重く、強靭です。最大の特徴は材内に多量の樹脂(レジン)を含んでいることで、これが天然の防水・防腐効果をもたらす一方、加工時に刃物をベタつかせたり、塗装を阻害したりする要因となります。日本のナラよりも硬く、耐摩耗性に優れるため、トラックの荷台や工場などの過酷な環境の床材として不動の地位を築いています。安価で丈夫な実用材の代表格といえる存在です。

🎨 色味
心材は赤褐色から茶褐色。辺材は淡い灰褐色で、樹脂道から染み出した油分で暗色に見えることがあります。
🌿 木目・肌目
木目は通直またはわずかに交錯。肌目は粗く、全体的にざらついた質感です。
🛡️ 耐朽性
中程度から高い。樹脂分が多いため湿気には強いですが、シロアリ被害には注意が必要です。
🔧 加工性
加工性は中程度から低い。樹脂が刃物に付着しやすく、頻繁な手入れが必要。乾燥時の収縮も大きめです。
📦 主な用途
トラックの荷台工場用床材コンクリート型枠ベランダ材鉄道枕木