中国西部の高地に自生するマツ科の針葉樹です。密度は約0.44g/cm³とトウヒ属の中では比較的重厚で、日本のエゾマツやクロトウヒに近い性質を持ちます。ヒマラヤ近辺の厳しい風土で育つため、年輪が緻密になりやすく、構造材としての強度は安定しています。共鳴性に優れるトウヒ属の特性を持ちますが、乾燥時にねじれが生じやすい点には注意が必要です。建築材から楽器材まで幅広く活用される、アジア産トウヒの隠れた優良材といえます。