スマトラ島を中心に分布するエゴノキ科の樹木で、これも安息香の採取源として重要です。密度は約0.54g/cm³と、Styrax属の中では比較的重く、日本のサクラ類に近い手応えがあります。適度な硬さと粘りがあるため、属内では最も木材としての利用価値が高いと考えられます。散孔材らしい均一な肌目を持ち、家具の内部材や指物に適しています。ただし、市場に木材として大量に流通することは稀で、あくまで産地の地域材としての性格が強い種です。