中国からロシア極東に分布するシナノキ属の樹木です。密度は約0.39と軽く、日本のシナノキ(Tilia japonica)と極めて近い性質を持ちます。材は柔らかく均質で、狂いが少ないため、古くから彫刻や合板の材料として重宝されてきました。強度は高くありませんが、繊維が緻密で逆目が起きにくいため、細かな細工に適しています。ただし、色が白く汚れが目立ちやすいことや、耐朽性が低いため湿気の多い場所での使用には向かないという欠点があります。