オヒョウ

Ulmus laciniata
Manchurian Elm
Ulmaceae
広葉樹
基本密度
0.464 g/cm³
00.3 軽い0.60.9 重い1.2
💡 ケヤキに近い標準的な重さ
密度(含水率12%時の推定)
≈464 kg/m³

物性データ

基本密度0.464 g/cm³

特徴・解説

ニレ科ニレ属の落葉高木で、日本では北海道に多く自生します。密度は約0.46と中程度で、同属のハルニレと比較するとやや軽く柔らかい傾向にあります。最大の特徴は樹皮の内側にある強靭な繊維層で、アイヌ文化では「アッタシ」と呼ばれる樹皮衣の原料として重宝されてきました。木材としては粘りがあり曲げに強い反面、乾燥時に狂いや反りが出やすく、慎重なシーズニングが求められます。導管が環状に並ぶ環孔材らしい力強い表情を持ちますが、耐久性はそれほど高くありません。

🎨 色味
辺材は淡黄白色、心材は淡褐色からくすんだ茶色。境界は比較的明瞭です。
🌿 木目・肌目
木目は明瞭で粗く、力強い。肌目はやや粗いが、磨くと独特の艶が出る。
🛡️ 耐朽性
低い。湿気には弱く、野外での使用や接地しての使用には適さない。
🔧 加工性
中程度。粘りがあるため曲げ加工には適すが、乾燥による収縮率が大きく狂いやすい。
📦 主な用途
樹皮衣(アッタシ)家具の背板曲げ木椅子合板芯材下駄の歯